初めまして。

僕はトモエベーグル店長の角井（つのい）です。

突然ですが、あなたは「ベーグル」を知っていますか？

「何となく知っているような・・・ドーナツみたいな固いパン？」

「焼く時に茹でるって聞いたような・・・？」

「卵や乳アレルギーの人でも食べられるんだっけ・・・？」

「普通のパンよりヘルシー・・・なような？」

パッと浮かぶのはこんな感じではないでしょうか。

僕も以前は同じように思っていました。

ベーグルについてのウンチクは、このあとかんたんにお伝えしますね。

あとたとえば、あなたは普段の朝食や昼食でこんな悩みはないですか？

「朝はとっても忙しいけど、家族みんなの朝ごはんで手抜きはしたくない・・・でもご飯よりはパンの方が手軽で簡単かも・・・」

「美味しいパンはいっぱいあるけど、味が濃すぎて毎日は食べられない・・・」

「アレルギーとか心配だから、子供にはシンプルで余計なものが入ってないパンをあげたい。でも美味しいのってあまりない・・・」

「無添加やオーガニックが良いけどまわりのスーパーやパン屋では売ってないし、結構高い・・・」

以上のような疑問や悩みがもしあったら、僕が今まで５０万個以上つくりながら取り組んできたベーグル製造と販売経験がきっとあなたのお役に立てると思います。

まずはちょっとだけ「ベーグル」と「トモヱベーグル」について知って下さい・・・ 
 

―ベーグルとは何か？ー

おそらく関心を持ってこのページに来られたあなたは、ベーグルについて多少知っているかもしれませんね。

でも実のところは良く知らない方も結構いますので、基本的な「ベーグル」と「パン」の違いについて簡単にお伝えします。

「ベーグル」とはドーナツ状の形をしたパンの一種です。

東欧のユダヤ人が発祥とも言われ、アメリカニューヨークを中心に世界中に広まっている伝統的なパンです。

ただ、以下が普通のパンとは違います。

１）生地に「卵」と「バターなどの乳製品」を使用しない。

２）最後焼く前に「砂糖を入れたお湯で茹でる」。

たった二つの違いですがこれにより「小麦と酵母のシンプルで飽きない風味」と「しっかりした皮ともっちりしたボディ」という、特別なおいしさが生まれます。

あと、こんな健康に良いこともあるんですよ。

１）低脂肪・低糖質・高タンパク。生地に練り込んだり包む具材で更に栄養バランスUP！１個でお腹いっぱいになるボリュームと満足感。

２）噛みごたえがあるので唾液が多く分泌され、消化吸収がゆっくり効率的にされて腹持ちが良い。一度に食べ過ぎない。よって血糖値が上がりにくくて太りにくい、低GI食品。

３）「卵」と「乳製品」を生地に使わないので、アレルギーのあるお子様や乳成分でお腹を壊しやすい方でも安心して食べられる。

こんなに健康によくて素晴らしいベーグルを最高に美味しくできたら、欧米化・パン食化が進む日本人の朝食がきっとより素晴らしいものになる！もっとみんなに届けたい！

そんな想いで僕は、ベーグル作りを教えてくれた「母親」や「兄」と同じように毎日スタッフのみんなとベーグルを作り、地元の皆様とウェブストアのお客様に販売している・・・というわけです。

【埼玉県さいたま市にある母の店「小春日和（こはるびより）」】

―母のベーグルから僕だけのトモヱベーグルへー

僕の母は埼玉県さいたま市で「小春日和（こはるびより）」というベーグル専門店を１５年以上経営しています。

母のつくるベーグルは「もっちりした食感と、小麦の良い風味」が評判の、毎日お昼過ぎには売り切れてしまう人気ベーグルです。

「小春日和」は開業後しばらくして、雑誌やテレビ等（テレビ朝日「人生の楽園」他）で取り上げられるようになり、今では埼玉県の有名ベーグル店となりました。

ちなみに兄も同じさいたま市で「ベーグル　ラパン」というベーグル店を経営しており、母とはまた違う独自の、より健康志向な商品で地元の人気店となっています。

僕の店「トモヱベーグル」の原点は母が作る【小春日和のおいしいベーグル】です。

おいしさの秘密は、

「独自ブレンドの北海道産小麦とホシノ天然酵母」

「輪でなく結ぶ独特のベーグル成形」

「砂糖水で茹でてから焼くベーグル伝統製法」

です。

これら技術とレシピを習得して忠実に再現することで、トモヱベーグルは「小春日和」の美味しい人気ベーグルからスタートすることができました。

それが２０１７年春のことです。

それから僕は求める味と食感を出すために小麦のブレンド配合を変えたり、有機食材を多く取り入れたりしながら「安心・安全で日本人にとって最高においしい」ベーグルの研究を今もずっと繰り返しています。

今では累計製造数は５０万個以上となり、年間だいたい１０万個以上が地元の方と、ネット通販のお客様に楽しんで頂いています。ほんとうに嬉しいことです。

―日本人にとって最高においしいベーグルとは？―

あなたはどんなベーグルが好きですか？

僕が一番おいしいと思うベーグルは、

①    「固すぎない、しっかりした噛み応えの香ばしい皮」

②    「しっとりもちもちしたボディ」

③    「小麦と酵母の自然な甘さと風味」

この３点が際立ちながらもバランス良くまとまったベーグルです。

以前、国内の老舗ベーグルチェーン社長が言っていました。「本場アメリカ式の水分が少なく乾いたベーグルは、多くの日本人の口には合わない」と。僕もその意見に賛成です。

なぜならば日本人と欧米人は遺伝的に顎の骨格と唾液量が違うため、本場ベーグルはどうしても固くパサパサに感じてしまうからです。

ただ、近年国内で流行している「ふわもち系ベーグル」では、「物足りない・・・ただのドーナツ型のパンじゃないか・・・」と感じているベーグルファンも多いのではと思います。

そこで僕は日本のベーグルファンが最高に楽しめるよう、トモヱベーグルで次の３要素にオリジナリティを詰め込んでいます。

①    独自ブレンドの道産小麦

トモエベーグルでは３種類の道産小麦を独自ブレンドすることで、僕が求める味と食感を表現しています。

「キタノカオリ（道産強力粉）」・・・とにかく「味と香り」が素晴らしい！ベーグルに最適なクリーム色の高級小麦です。今は生産量が減り、高価なだけでなく新規パン店の取り扱いは難しくなった「幻の小麦」になりつつあります。

「ハルエゾ（ハルユタカ系道産強力粉）」・・・日本人が好む、「しっとりモチモチ」した食感を出すのに重要な小麦です。

「フユエゾ（道産中力粉）」・・・上記２つの良いバランスを取り、きちんとした品質で発酵を安定させるコントローラー的な小麦です。

この３種を「キタノカオリ」＞「ハルエゾ」＞「フユエゾ」の割合でブレンドすることで、「キタノカオリの素晴らしい味と香り」と「最高の食感」を「安定した品質」で楽しめるようにしています。

このブレンドは母の店「小春日和」の配合をさらに僕好みの「キタノカオリ」主体に寄せた、トモヱベーグルだけのものです。

さらに日本人が好む発酵香が特徴の「ホシノ天然酵母」によって発酵させることで、僕だけの「日本人が最高においしく感じるベーグル」ができあがります。

【北海道庁認定「北のハイグレード食品２０２０」を受賞したベーグル「オーガニックレーズン＆くるみ」】

②    独特のベーグル成形

「小春日和」の製法を引き継いでいますが、僕のベーグルは具材に合わせて一般的なドーナツ状の他に「結び型」「おやき型」「カルツォーネ型」とさまざまな形をしています。

皮とボディの比率が形によって変わりますので、具材との味・食感バランスがベストな組み合わせで楽しめるようになっています。

③    ベーグル伝統製法

ベーグル伝統製法では、かみごたえのある皮とモチッとしたボデイをつくるために「焼く前に砂糖を入れたお湯で茹でる」という工程があります。

でも大手メーカーではあまりやっていません。

なぜなら「一つずつベーグルをタイミング見ながら茹でて順番に焼く」という作業は機械化と大量生産が非常に難しいからです。

よって中・大手メーカーでは茹でる代わりに、高性能オーブンで「焼く前に蒸気を当ててから」焼くことがしばしばあります。こうすれば他のパンと同じで一度にたくさん焼けますからね。

でもトモヱベーグルでは伝統製法に従い「有機砂糖を溶かした大鍋」で１分弱茹でてから、オーブンで順番に焼いていきます。大量生産はできないかわりに、これによってどこにも負けない「最高の食感」を手にいれることができます。なのでこれはやめられません。

以上３つの組み合わせによって僕だけの「日本人にとって最高においしいベーグル」となり、

１歳の歩き始めたばかりの子も、

その手を引くおばあちゃんも、

そばで見守る笑顔のお母さんも、

トモヱベーグルに来られるご家族・お客様みんなに「トモエさんのベーグルは最高においしい！」と言って喜んでもらえるベーグルができあがっています。

ちなみにトモエベーグルができあがるまでにかかる時間はなんと【７２時間】です！

天然酵母の発酵と熟成、生地の冷蔵熟成、そして製造。
ちょっと普通ではない時間と手間をかけてトモエベーグルはできあがっています。

そんな味と素材にこだわり、普通でないくらい手間のかかったベーグル、少し食べてみたくないですか？